"国内に上場されている株式"はNISAの対象です。そのため、国内株式であれば、NISA口座に入れられます。ただ、国内株式を含む―全ての投資商品が、NISAの対象である訳ではありません。では、何がNISAの対象なのでしょうか? 以下の通りです。
●当サイトと関係あるものだと、"株式投資信託"・"ETF"・"海外ETF"・"REIT"が対象
●新規購入した金融商品だけが対象
NISAの対象資産
NISA口座には決められた資産しか入れられません。そのため、NISAで投資を始めるなら、どの資産がNISAの対象であるかを知っておく必要があります。では、何がNISAの対象なのでしょうか? NISAの対象は、当サイトと関係あるものだと、株式投資信託・ETF・海外ETF・REITです。
非課税になるのは、上記の資産からの配当金(または分配金)、譲渡益です。なお、配当金を非課税にするには、適切な"受け取り方法"を選ばなくてはならないので注意が必要です。具体的には、"株式数比例配分方式*"を選ばなくてはなりません。他の受け取り方式(="個別銘柄指定方式"・"登録配当金受領口座方式")を選ぶと非課税になりません。
* 証券会社での保有数に応じて、"証券口座"に分配金を入金してもらう受け取り方式。
「国債や個人向け国債、政府保証債、社債といった債券と、公社債投信(安全性の高い公社債中心で運用する投資信託のこと)などを、NISA対象の金融商品として追加することを検討しており、早ければ、2016年1月から追加される可能性が浮上しています。」
* 目黒陽子 『NISAで始める資産運用』 株式会社小学館、2013年、23-24頁より引用
図:NISAの対象・非対象
新規で購入した資産のみ対象
NISAの対象は、当サイトと関係あるものだと、株式投資信託・ETF・海外ETF・REITです。ただし、NISAには、"資産の種類"の他にも制限があります。それは、NISAに入れる資産は、新規で購入したものでなくてはならない―という制限です。
そのため、既に持っている資産をNISA口座に移管したい場合は、いったん売却する必要があります。いったん売却する必要がある理由は以下です。先ほど解説したように、NISAの対象は、新規購入した金融資産だけです。よって、既に特定口座などの―"課税口座"で持っている資産を、NISA口座に入れることはできません。どうしても既に持っている資産をNISA口座に入れたい場合、資産を売却していったんお金に戻し、NISA口座で新規購入分として再度買う必要があります。
図:既に持っている資産の―NISA口座への移管
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