収益を底上げするサービス(投信保有ポイントサービス・貸株)は、NISA口座に対応していない場合があります。ただ、"収益を底上げするサービスが、NISA口座に対応していること"は、重要です。「サービスのNISA口座への対応」が重要なのは、収益を底上げするサービスが、高い収益を上げる証券会社もあるからです。例えば、松井証券の貸株サービスは、年率:0.33%です(1306を貸株した場合 ※管理人の実績)。 また、SBI証券の投資信託保有ポイントサービスは、最大で年率:0.24%です。では、各ネット証券の―"収益を底上げするサービス"は、NISA口座の資産に対応しているのでしょうか?
投信保有ポイントサービスは"一部が対応"、貸株サービスは"全てが非対応"です。
投信保有ポイントサービスは、対応
NISA口座に預けている投資信託でも、投信保有ポイントサービスの対象になる証券会社は、SBI証券・楽天証券・マネックス証券です。
SBI証券と、マネックス証券とは、Q&Aページで、投信保有ポイントサービスの対応・非対応が明記されています。
NISA預り、つみたてNISA預りの買付分も投信マイレージサービスの対象となります。
SBI証券のQ&Aページより引用
投資信託の保有残高に対して、毎月マネックスポイントを付与します。
マネックス証券のQ&Aページより引用
楽天証券は、Q&Aページで投信保有ポイントサービスの対応・非対応が明記されていなかったので、メールで問い合わせたところ、"対応している"そうです。
「投資信託資産形成ポイント」はNISA口座で保有頂いている投資信託もポイント付与の対象となります。
楽天証券からの返信メールより引用
図:NISA口座の―投資信託保有ポイントサービス対応状況
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 |
---|---|---|
○ | ○ | ○ |
貸株サービスは、全てが非対応
NISA口座に預けている株式でも、貸株サービスの対象になる証券会社は、ありません。貸株サービスの対象になるか調べたのは、大手ネット証券4社("松井証券"・"SBI証券"・"楽天証券"・"マネックス証券")です。
SBI証券と、楽天証券とは、Q&Aページ・貸株サービスの解説ページで、非対応であることが明記されています。
NISA口座で買った株式は、貸株することができません。
SBI証券のQ&Aページより引用
(貸株サービスは、)NISA口座は対象外
松井証券と、マネックス証券とは、Q&Aページで対応・非対応が明記されていなかったので、メールで問い合わせたところ、非対応だそうです。
NISA口座で保有している上場株式や上場投資信託(ETF)等は、預株の対象となりません。
松井証券からの返信メールより引用
貸株は、制度上ご利用いただけません。
マネックス証券からの返信メールより引用
図:NISA口座の―貸株サービス対応状況
SBI証券 | 楽天証券 | 松井証券 | マネックス証券 |
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× | × | × | × |
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