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NISA口座開設の手順

 NISA口座開設の大まかな手順は、通常の口座開設と同じです。具体的には、まず、口座を開きたい金融機関に資料請求をして、口座開設用の書類を手に入れます。そして、送られてきた書類に必要事項を記入し、必要書類を添付して金融機関に送ります。

 ただ、NISA口座の開設は、通常の口座開設と違う点も多いので、注意が必要です。以下で、NISA口座開設の詳しい手順を見ていきましょう。


NISA口座開設用の資料を請求

 NISA口座開設の手順は、(1)金融機関に資料を請求し、(2)送られてきた書類に必要書類を添付して金融機関に送る―というのが大まかな流れになります。先ほど、NISAの口座開設と、通常の口座開設とは違う点も多い―と解説しましたが、手順を見る限り、まったく同じに見えます。NISA口座開設と、通常の口座開設とは、なにが違うのでしょうか? 通常の口座開設との違いは、送られてくる提出書類です。

 NISA口座開設の資料請求で、送られてくる提出資料は以下です。なお、送られてくる書類は、資料請求先の金融機関に、既に"通常の口座"を持っているかどうかで異なります。

 まず、金融機関に既に口座を持っている場合に送られてくる書類は、NISA口座開設用の書類:"非課税適用確認書交付申請書 兼 非課税口座開設届書"です。一方、金融機関に口座を持っていない場合に送られてくる書類は、上記の書類:"非課税適用確認書~"+通常の口座開設用の書類です。通常の口座を開くための書類も送られてくる理由は、NISA口座を開くには、通常の口座も開いておかなければならないからです。

図:NISA口座開設のための提出書類
NISA口座開設のための提出書類


必要書類を添付して金融機関に提出

 NISA口座を開設する際には、通常の口座開設とは違う書類を提出しなければなりません。さらに、NISA口座を開設する際には、通常の口座開設とは違う書類を添付する必要があります。NISA口座開設の際に添付する書類は、以下の通りです。なお、送られてくる書類と同様、NISA口座開設の際に添付する書類も、資料請求先の金融機関に、既に"通常の口座"を持っているかどうかで異なります。

(1)まず、金融機関に既に口座を持っている場合の添付書類ですが、現在の住所が1月1日と同じかどうかで、添付する書類が変わるので注意が必要です。具体的には以下です。(ア)まず、現在の住所が1月1日と同じ、つまりその年に引っ越しをしていなければ、"住民票の写し"だけを添付します。(イ)また、引っ越しをしていても、引っ越し先が「同じ市区町村内」であれば、同じく"住民票の写し"だけを添付します。(ウ)添付する書類が変わるのは、同じ市区町村「以外」に引っ越しをしている場合で、"住民票の除票の写し"と、"本人確認書類"とを添付します。

(2)次に、金融機関に口座を持っていない場合の添付書類は、上記(=住民票の写し、または住民票の除票の写し)に加え、本人確認書類が必要になります。本人確認書類は、通常の口座開設に必要になるため、添付します。

図:NISA口座開設のための添付書類
NISA口座開設のための添付書類








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