投資をしていると、目標達成が遠のいたと感じるときがあります。目標達成が遠のいたと感じるのは、暴落が起こったときと、税金がかかったときです。
ただ、暴落が起こらないようにはできませんが、税金がかからないようにはできます。せめて、税金は最小限におさえるようにしましょう。
- 投資をしていると、目標達成が遠のくと感じるときがある
- 暴落が起こらないようにはできないが、税金がかからないようにはできる
- 税金は最小限におさえる
投資をしていると、目標達成が遠のいたと感じるときがある
投資中に「目標達成が遠のいた」と感じる場面としては、まず、暴落が起こったときがあります。資産構成によって振れ幅は変わりますが、暴落によって20%程度の含み損が出ることはよくあることです。20%も含み損が出れば、目標達成が遠のいたと感じるでしょう。
また、分配金を受け取った際に、税金が引かれたときがあります。分配金には、20%も税金がかかります。20%も税金でもっていかれてしまえば、目標達成が遠のいたと感じます。
ただ、暴落が起こらないようにはできませんが、無駄な税金がかからないようにはできます。
暴落が起こらないようにはできないが、税金がかからないようにはできる
投資信託の税金には大きく分けて、分配金にかかる税金と、譲渡益にかかる税金とがあります。
分配金にかかる税金は、「利益から分配金が支払われたとき」にかかります。分配金にかかる税金は、支払われた際に天引き(源泉徴収)されます。分配金にかかる税金の税率は、分配金の20%です。なお、「利益から分配金が支払われたとき」に税金がかかるので、買ったときよりも投資信託の値段が下がっている(利益が出ていない)場合、分配金に税金はかかりません。
譲渡益にかかる税金は、「投資信託を売って利益が出たとき」にかかります。譲渡益にかかる税金は、口座開設のときに「源泉徴収あり」を選んだ場合、売った際に天引き(源泉徴収)されます。一方、口座開設のときに「源泉徴収なし」を選んだ場合、売った際に天引きされませんので、確定申告して自分で税金を支払わなくてはなりません。譲渡益にかかる税金の税率は、譲渡益の20%です。
税金は最小限におさえる
投資信託の税金を最小限におさえるには、「税金がかかること」をさけましょう。税金がかかることとは、「投資信託の分配金の支払い」と、「投資信託の売却」です。
投資信託にかかる税金をさけるには、まず、「分配金を出さない投資信託」に投資しましょう。分配金を出さない投資信託を選ぶには、まず、買おうとしている投資信託の過去の分配金履歴を確認しましょう。投資信託の過去の分配金履歴は、その投資信託の運用会社ホームページで確認できます。ちなみ、信託報酬が年0.2%程度の低コストのインデックスファンドは、ほぼ分配金を出さないので安心です。
>>投資信託を選ぶ際は分配金履歴をチェックして、ほとんど分配金を支払わないファンドを選ぶ
また、「投資信託を売らない」ようにしましょう。投資信託を売らないようにするためには、まず、銀行預金に、ある程度お金を確保しておきましょう。これは、急にお金が必要になっても、投資信託を売らないで済むようにするためです。他には、毎月の積み立ての際に、資産のバランスを整えるように投資しましょう。資産のバランスを整えるように投資することで、リバランスが必要になる確率を下げられます。リバランスには売買が必要になりますから、できるだけ必要にならないようにしましょう。
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