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簡単に引き継げる運用ができる、証券会社選び

簡単に引き継げる資産運用ができる、証券会社はないだろうか?

こういう疑問を持たれる方は、すでに資産運用でそれなりの収益を上げておられるのではないでしょうか。

ずっとこのまま運用をつづければ、毎月収益があがる資産運用ができるのかもしれません。

ただ、ご自分が亡くなったあとに、相続した人が運用を引き継げなければ、全部売って終わりにしてしまいます。

運用を引き継げるようにアドバイスしようにも、そのときにあなたはいません。

簡単に引き継ぐことができるようにするには、シンプルな運用方法にするのがおすすめです。

いまは、シンプルな運用に向いたサービスが充実している、証券会社もあります。

おすすめの簡単に引き継げる運用は、以下です。


全世界株式に投資する、投資信託ひとつだけに投資する

引き継いでもらうには高い収益が必要

これまで資産運用をしたことがない方に、運用を引き継いでほしいといっても、「よくわからないし面倒だ」と思われる可能性が高いとおもいます。

そのため、面倒→全部売って終わりとなってしまうのです。

確かに、すこししか収益が上がらないのであれば、運用を引き継ぎたいとは思わないでしょう。

でも、高い収益が上がるとなれば、話は違います。

ですから、運用を引き継いでもらうには、高い収益が必要です。

全世界株式の期待リターンは年7%

高い収益をねらうには、全世界株式がおすすめです。

全世界株式のリターンは、年7%もあります。

年7%という数値は、わたしたちの年金を運用している公的機関(=年金積立金管理運用独立行政法人)が公開している資料をもとに計算しました。

>> 全世界株式のリターンが7%といえる詳しい理由は、この記事で解説しています。

また、過去34年の、全世界株式のリターンデータから計算した記事もあります。

こちらも、7%のリターンが期待できる、という結論でした。

>> 過去34年のデータから計算した、全世界株式のリターン7%の理由はこちら

年7%のリターンが期待できる運用を引き継がない?といえば、食いつきはよさそうではないでしょうか?

全世界株式に投資するなら、オール・カントリーひとつだけでOK

年7%で運用ができるとしても、それがとても複雑であれば、また、面倒→やめるになってしまいます。

引き継いでもらいたい運用は、簡単でなければなりません。

そこでおすすめなのが、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(以下オール・カントリー)という投資信託です。

オール・カントリーとは、全世界株式に投資する投資信託で、ひとつで全世界株式(先進国+新興国の株式)に投資できる商品です。

ひとつでいいので、管理に手間はかかりません。


投資信託自動取り崩しサービスで取り崩す

リターンは、毎月取り崩す必要がある

オール・カントリーで年7%のリターンが上がっても、お金に換えなければ意味がありません。

お金に換えるためには、毎月、オール・カントリーの一部を売る、「取り崩し」をする必要があります。

ただ、毎月売り注文を出さなければならないのであれば、面倒すぎて引き継いでくれないかもしれません。

いまは、毎月売り注文をださなくても、自動的に毎月取り崩してくれるサービスがある証券会社もあります。

そういった証券会社を選ぶことで、取り崩しの手間をはぶくことができます。

取り崩す際は、年4.5%で取り崩す

なお、これまで、「全世界株式の期待リターンは年7%」という前提で解説しましたが、取り崩す際は、年4.5%で取り崩すのがおすすめです。

なぜなら、7%のリターンのうち、2.3%はインフレで増えた分だからです。

つまり、この2.3%分は、インフレでふくらんでいるだけということになります。

ですので、インフレで増えた分(2.3%)は、取り崩さずに運用をつづけて、将来のさらなるインフレにそなえます。

また、このインフレ分とは別に、先ほど解説したオール・カントリーには、年0.2%程度の運用手数料がかかります。

そのため、この手数料分(0.2%)も、取り崩さないでのこしておきます。

ちなみに、この0.2%という手数料は、全世界株式に投資する、投資信託の中で最安クラスです。

これらの「取り崩さずにのこしておく分」をひくと、取り崩し率は、年4.5%(=7%-2.3%-0.2%)ということになります。

投資信託自動取り崩しサービスをつかえば、取り崩しも手間がかからない

投資信託自動取り崩しサービスがある証券会社なら、一度設定しておけば、毎月自動で取り崩してくれます。

取り崩しの設定方法は、証券会社ごとにさまざまであり、

・取り崩し年率を設定する証券会社
たとえば、4.5%と設定すれば、0.375%(=4.5%÷12ヶ月)ずつ毎月自動で取り崩してくれます。

・毎月の取り崩し率を、資産額の0.1%以上0.1%刻みで設定する証券会社
たとえば、0.4%と設定すれば、0.4%(年率4.8%)ずつ毎月自動で取り崩してくれます。
―などがあります。

このサービスがある証券会社なら、あらかじめ取り崩しの設定方法だけ教えておけば、簡単に引き継げます。

ただ、取り崩しの設定だけは、どうしても自分でやってもらわなければなりません。

心配なら、運用を引き継いでもらいたい方の口座をあらかじめ開設しておいて、少額でもいいので取り崩しの設定をしておくといいでしょう。

こうすることで、投資信託自動取り崩しサービスの便利さを、知っておいてもらうことができます。

以下では、このような投資信託自動取り崩しサービスがある証券会社を、ランキングにしてみました。


投資信託自動取り崩しサービスのおすすめ証券会社

フィデリティ証券
フィデリティ証券

取り崩しの年率を設定すると、毎月取り崩し年率の12分の1の額を取り崩してくれます。

たとえば、全世界株式のリターン:4.5%(インフレ調整後)を設定すると、毎月0.375%(=4.5%÷12ヶ月)ずつ取り崩してくれます。

そのため、取り崩したい年率の、ぴったり1ヶ月分を毎月取り崩すことができます。

つまり、200万円を年4.5%で取り崩した場合、月7,500円(=200万円×4.5%÷12ヶ月)の運用益が得られることになります。

取り崩したお金は、毎月設定した額を、設定した銀行口座に振り込んでもらうように設定できます。

ですので、証券会社の都合で、振込先の銀行がしばられません。

現時点でもっともすぐれた取り崩しサービスを提供しており、いちばんおすすめです。

・公式ページ










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