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まとまったお金を、運用しながら取り崩したい人のための証券会社選び

まとまったお金が手元にあるんだけど、これを運用しながら簡単に取り崩せる証券会社はないだろうか?

まとまったお金が手にはいることってたまにありますよね。

たとえば、定期預金が満期になったとか、まとまったお金を相続したとか、特別ボーナスが出た―とかいった具合です。

ただ、臨時収入なので、とくに決まった使い道がないこともおおいです。

そのまま銀行預金にしていても、100万円を1年預けて、10円の金利しかつきません。

遊んでいるお金なら、せっかくなら増やして運用益を生活の足しにしたいところです。

でも、運用益の取り崩しに、それほど手間はかけたくはありません。

そういうときにおすすめなのが、以下の「まとまったお金から毎月運用益を生み出す方法」です。


まとまったお金で、全世界株式に投資する

せっかくまとまったお金を運用するなら、できるだけ高いリターンが欲しい

投資額が限られているなら、その中でもっとも高いリターンをねらうのが合理的です。

高いリターンをねらうなら、全世界株式に投資するのがおすすめです。

まとまったお金を全世界株式に投資すると、年7%のリターンが期待できます。

>> 全世界株式のリターンが7%といえる詳しい理由は、この記事で解説しています。

>> 過去34年のデータから計算した、全世界株式のリターン7%の理由はこちら

全世界株式に投資するなら、投資信託をつかうと簡単

全世界株式に投資する方法はいくつかありますが、投資信託を使うのが簡単です。

投資信託は、1万円以上1円単位で買うことができます。

また、証券会社によっては、100円以上1円単位で買うことができる場合もあります。

全世界株式に投資する投資信託のなかでは、手数料が安い「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(以下オール・カントリー)」がおすすめです。

オール・カントリーの手数料は年0.2%程度で、全世界株式に投資する投資信託のなかで、最安クラスです。


全世界株式の運用益を、投資信託自動取り崩しサービスで取り崩す

取り崩し率は年4.5%がベスト

さきほど、全世界株式のリターンは年7%といいましたが、取り崩しは、年7%ではなく「年4.5%」にするのがベストです。

なぜなら、全世界株式のリターン:7%のうち、2.3%はインフレで増えた分だからです。

インフレで増えた2.3%分は、取り崩さずにそのまま運用をつづけて、その運用益で将来のインフレにそなえます。

また、先ほど解説したように、オール・カントリーには、年0.2%程度の手数料がかかるため、その分も取り崩さないでおきます。

したがって、全世界株式のリターン:7%から、インフレ分:2.3%と、オール・カントリーの手数料:0.2%を引いた年4.5%を取り崩すのがベストです。

全世界株式には、高いリスクがあることを知っておく

なお、全世界株式に投資する際には、「暴落の危険」について知っておかなければなりません。

全世界株式は高いリターンが期待できますが、高いリターンには、かならず高いリスクも一緒についてきます。

投資の世界でリスクとは「資産価格の変動幅」のことで、全世界株式の場合は、資産価格が1年に20%も上下することが普通にあります。

つまり、200万円を全世界株式に投資すれば、1年のあいだに、160万円になること(-20%)も、240万円になること(+20%)もあるということです。

さらに、リーマンショックなどのような大暴落がおこれば、-20%より下がることもあります。

取り崩し額は毎月かなり変動する

取り崩し額は、資産額の○%という形で計算されますので、資産額の変動にあわせて一緒に変動します。

たとえば、200万円投資して、年に4.5%取り崩している場合は、ふだん月7,500円(=200万円×4.5%÷12ヶ月)の取り崩し額が得られているはずです。

この状態で、資産額が160万円(-20%の状態)に下がったら、取り崩し額も、月6,000円に下がります。

逆に、資産額が240万円(+20%の状態)に上がったら、取り崩し額も、月9,000円に上がります。

暴落などおかまいなしに取り崩しを実行してくれる

でも、投資信託自動取り崩しサービスなら、相場の変動などお構いなしに実行してくれます。

相場が上がっているときは多めに取り崩し、下がっているときはそれなりに取り崩してくれます。

とくに相場が下がっているときに、人間の感情と関係なく、取り崩しをおこなってくれるのはありがたいです。

全世界株式に投資すれば、放っておけば年7%のリターンが上がることはわかっているので、暴落したとしてもそのまま放置が一番です。

全世界株式はこのような価格の上下を繰り返して、30年運用したときに後ろを振り返ったら、1年あたり7%増えていたわけですから。

取り崩しを手動でやっていると、余計なこと(損切りと称して全部売ってしまったり)をしてしまいがちなので、自動で取り崩してくれるのはとても助かります。

取り崩したお金は証券口座に入金されますが、証券会社によっては、銀行口座に振り込んでくれるところもあります。

このような投資信託自動取り崩しサービスがある証券会社で、おすすめなのはフィデリティ証券です。


投資信託自動取り崩しサービスのおすすめ証券会社

フィデリティ証券
フィデリティ証券

取り崩しの年率を設定すると、毎月取り崩し年率の12分の1の額を取り崩してくれます。

たとえば、全世界株式のリターン:4.5%(インフレ調整後)を設定すると、毎月0.375%(=4.5%÷12ヶ月)ずつ取り崩してくれます。

そのため、取り崩したい年率の、ぴったり1ヶ月分を毎月取り崩すことができます。

つまり、200万円を年4.5%で取り崩した場合、月7,500円(=200万円×4.5%÷12ヶ月)の運用益が得られることになります。

取り崩したお金は、毎月設定した額を、設定した銀行口座に振り込んでもらうように設定できます。

ですので、証券会社の都合で、振込先の銀行がしばられません。

現時点でもっともすぐれた取り崩しサービスを提供しており、いちばんおすすめです。

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