株式(ETF含む)は、有価証券です。有価証券とは、お金と同じくらい価値のあるものです。
一般に、価値のあるものは、貸し出して利益を上げることができます。例えば、現金です。現金は、銀行に預けると、利子がもらえます。もう一つ例を挙げると、土地があります。土地は、人に貸すと、利用料がもらえます。
ただ、今まで、個人投資家が、株式を貸し出して、利益を上げることはできませんでした。株式購入後は、安全に保管してもらうことしか、できなかったのです。では、現在も、株式を貸し出して、利益を上げることはできないのでしょうか?
貸株サービスを使えば、株を貸すことで、利益を上げることができます。貸株サービスとは、投資家が貸し出した株を、証券会社が運用して、その利益の一部を投資家に還元するサービスのことです。貸株の利益獲得の方法は、以下です。
まず、投資家が、証券会社に株式を貸します。証券会社は、投資家から借りた株式を機関投資家に貸し、貸株料を受け取ります。証券会社は、株式を貸してくれた投資家に、“機関投資家から受け取った貸株料“の中から貸株料を支払います。
図:貸株サービスのしくみ

(備考)貸株サービスは、信用リスクを負うことに注意
貸株サービスは、証券会社に株式を貸し出すことで、貸株料受け取れるサービスであると解説しました。
ただ、貸株サービスには、大きな注意点があります。その注意点とはなんでしょうか?
それは、貸株サービスを行うことで、信用リスクを負うことになるということです。信用リスクを具体的に説明すると、“株式を貸した先の証券会社が倒産した場合、貸出した株式が、返還されない可能性が高いこと”です。
貸し出した株式は、分別管理や投資者保護基金の”保護対象になりません”。“保護対象にならない”ということは、株式を貸した先の証券会社が倒産した場合、株式が返還されない可能性が高いことを意味しています。したがって、貸し出した株式は、株式を貸した先の証券会社が倒産した場合、返還されない可能性が高いです。*
* もちろん、一般債権者として、株式の返還請求はできます。しかし、倒産した企業に、十分な資金が残っているとは考えられないため、全額返還されない可能性が高いです。
* 分別管理を徹底することで、保証を手厚くした証券会社もあります。
詳しくは、こちら→貸株サービスは、保証が手厚い松井証券で行う
図:貸株サービスを行う、代表的な証券会社一覧
| 証券会社名 | 貸株料率 |
| カブドットコム証券 | 年0.50%* |
| マネックス証券 | 年0.23% |
| SBI証券 | 年0.50% |