「貸株サービスを使って、利息収入をもらう」で、貸株サービスは、証券会社に株式を貸し出すことで、貸株料受け取れるサービスであると解説しました。
ただ、貸株サービスには、大きな注意点があります。その注意点とはなんでしょうか?
それは、貸株サービスを行うことで、信用リスクを負うことになるということです。信用リスクを具体的に説明すると、"株式を貸した先の証券会社が倒産した場合、貸出した株式が、返還されない可能性が高いこと"です。
貸し出した株式は、分別管理や投資者保護基金の"保護対象になりません"。"保護対象にならない"ということは、株式を貸した先の証券会社が倒産した場合、株式が返還されない可能性が高いことを意味しています。したがって、貸し出した株式は、株式を貸した先の証券会社が倒産した場合、返還されない可能性が高いです。*
* もちろん、一般債権者として、株式の返還請求はできます。しかし、倒産した企業に、十分な資金が残っているとは考えられないため、全額返還されない可能性が高いです。
図:貸株サービスを行う、代表的な証券会社一覧
証券会社名 | 貸株料率** |
SBI証券 | 年0.20% |
楽天証券 | 年0.20% |
マネックス証券 | 年0.10% |
auカブコム証券 | 年0.02% |