株式(ETF含む)は、有価証券です。有価証券とは、お金と同じくらい価値のあるものです。
一般に、価値のあるものは、貸し出して利益を上げることができます。例えば、現金です。現金は、銀行に預けると、利子がもらえます。もう一つ例を挙げると、土地があります。土地は、人に貸すと、利用料がもらえます。
ただ、今まで、個人投資家が、株式を貸し出して、利益を上げることはできませんでした。株式購入後は、安全に保管してもらうことしか、できなかったのです。では、現在も、株式を貸し出して、利益を上げることはできないのでしょうか?
貸株サービスを使えば、株を貸すことで、利益を上げることができます。貸株サービスとは、投資家が貸し出した株を、証券会社が運用して、その利益の一部を投資家に還元するサービスのことです。貸株の利益獲得の方法は、以下です。
まず、投資家が、証券会社に株式を貸します。証券会社は、投資家から借りた株式を機関投資家に貸し、貸株料を受け取ります。証券会社は、株式を貸してくれた投資家に、"機関投資家から受け取った貸株料"の中から貸株料を支払います。
図:貸株サービスのしくみ