国内ETFは、国内株式インデックスに連動するものが主流です。2018年6月現在、国内ETF全銘柄の約半分が、国内株式インデックスに連動するものです。
なお、国内ETFが連動する国内株式インデックスには、さまざまなものがあります。ここでは、"TOPIXに連動するもの"について解説します*。
* TOPIXに連動するものを使う理由は、国内株式インデックスの中で、最も分散投資効果が高い(投資銘柄数:1700程度)からです。
ただ、"TOPIXに連動するもの"には、4銘柄あります。それは、"ダイワ 上場投信-トピックス"と"NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信"、"上場インデックスファンドTOPIX"、"MAXIS トピックス上場投信"です。これらの中で、どれが一番良いのでしょうか?
NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信が、おすすめです。おすすめといえる理由は、取引を有利に行えるからです。具体的には、以下です。
- 出来高が高い
- 最低購入株数が少ない
出来高が高い
取引を有利に行えるため、NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信がおすすめだと解説しました。
2つ理由を挙げましたが、"出来高が高い"から解説していきます。なぜ、出来高が高いとおすすめなのかと言うと、"実勢価格とかけ離れた価格しかつかないこと"がないからです。
取引が活発に行われていないと、実勢価格とかけ離れた価格しかつかない可能性があります。出来高(=一日の取引成立株数)が高いことは、活発に取引が行われていることを意味します。したがって、出来高が高いと"実勢価格とかけ離れた価格しかつかないこと"がありません。
図:TOPIX連動の国内ETFの出来高
TOPIX連動の国内ETF銘柄名 | 出来高(直近5日平均:2022/8/29~2022/9/2) |
ダイワ上場投信-トピックス | 214,362 |
NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信 | 2,279,946 |
上場インデックスファンドTOPIX | 153,040 |
MAXIS トピックス上場投信 | 68,556 |
最低購入株数が少ない
NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信は、出来高が高いからおすすめだと解説してきました。
ただ、上場インデックスファンドTOPIXも出来高も、まずまずでした。それなのに、なぜ、NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信の方が良いと言えるのでしょうか?
それは、最低購入株数が少ないからです。最低購入株数が少ないと良い理由は、最低購入価格が少なくてすむからです。
ダイワ上場投信-トピックスの最低購入価格は、20,130円(=2,013×10株)です。NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信の最低購入価格は、19,880円(=1,988×10株)です。上場インデックスファンドTOPIXの最低購入価格は、196,600円(=1,966×100株)です。MAXIS トピックス上場投信の最低購入価格は、19,900円(=1,990×10株)です。
※上記の価格は、2022年9月3日のもの。
図:TOPIX連動の国内ETFの最低購入株数
TOPIX連動の国内ETF銘柄名 | 最低購入株数 |
ダイワ上場投信-トピックス | 10株 |
NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信 | 10株 |
上場インデックスファンドTOPIX | 100株 |
MAXIS トピックス上場投信 | 10株 |
投資信託自動取り崩しサービスがある証券会社のおすすめランキング
取り崩しの年率を設定すると、毎月取り崩し年率の12分の1の額を取り崩してくれます。
たとえば、全世界株式のリターン:4.5%(インフレ調整後)を設定すると、毎月0.375%(=4.5%÷12ヶ月)ずつ取り崩してくれます。
そのため、取り崩したい年率の、ぴったり1ヶ月分を毎月取り崩すことができます。
取り崩したお金は、毎月設定した額を、設定した銀行口座に振り込んでもらうように設定できます。
ですので、証券会社の都合で、振込先の銀行がしばられません。
現時点でもっともすぐれた取り崩しサービスを提供しており、いちばんおすすめです。
・公式ページ
資産額の0.1%以上0.1%刻みで、毎月の取り崩し率の設定ができます。
全世界株式のリターン:年4.5%(インフレ調整後)を毎月取り崩すなら、月0.3%(年3.6%)もしくは月0.4%(年4.8%)のいずれかで取り崩すと良いでしょう。
取り崩したお金は、毎月、全額を楽天銀行に自動で振り込んでもらうように設定することもできます。
・公式ページ
「毎月○%取り崩す」というようなパーセントでの取り崩しはできず、額を指定する(例:月5万円など)取り崩ししかできません。
銀行口座への自動振り込みはおこなっておらず、定期的に証券口座から、銀行口座に手動でお金を動かさなくてはなりません。
・公式ページ