「確定拠出年金(401k)の利点(メリット)」で、確定拠出年金(401k)のメリットを解説しました。確定拠出年金(401k)のメリットは、個人の年金積立を、国が支援してくれることでした。具体的には、(1)年金資金が、従業員個人に帰属する(2)年金資金が、税制優遇される の2点です。
ただ、確定拠出年金(401k)にも欠点はあります。欠点は何でしょうか?
それは、受け取りに難があることです。具体的には、以下です。
- ●確定拠出年金(401k)は、原則60歳まで引き出せず、積立額を担保にしての借り入れもできない
●確定拠出年金(401k)は、受け取り時まで、受け取れる額が分からない
確定拠出年金(401k)は、原則60歳まで引き出せず、積立額を担保にしての借り入れもできない 上記の制限の理由は、(1)一般に年金資産は、決まった年齢まで受け取れませんが、(2)確定拠出年金(401k)は、"決まった年齢"が60歳の―年金資産だからです。
- 例外として、60歳未満でも引き出せる場合もあります。詳しくはこちら→確定拠出年金(401k)は"原則60歳まで受け取れない"の例外
確定拠出年金(401k)は、受け取り時まで、受け取れる額が分からない 受け取れる額が分からない理由は、確定拠出年金(401k)は、価格が変動するからです。なぜなら、(1)金融資産は、価格が変動しますが、(2)確定拠出年金(401k)は、その金融資産に投資するからです。
図:確定拠出年金(401k)は、受け取りに難がある
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