投資信託ガイドTop > 国内ETF > ETFと国内株式TOPIXファンド、どちらへ投資すべきか

« 国内債券に投資したい場合、何に投資すべきか | メイン | モーニングスターとは »

ETFと国内株式TOPIXファンド、どちらへ投資すべきか

 国内株式のインデックスファンドに投資しようとする場合、ETFに投資する方法と、国内株式TOPIXファンドに投資する方法の2種類があります。なお、国内株式のインデックスファンドには、TOPIXに連動するもののほかに、日経平均株価に連動するものもあります。ただ、日経平均株価に連動するものは、購入銘柄数が少ない(200銘柄程度。TOPIXに連動するものは1500銘柄程度)ため、分散投資効果が低いです。そのため、ここでは、国内株式インデックスファンドの代表として、TOPIXファンドを選びます。

 ETFとTOPIXファンドは、国内株式インデックスに連動することを目的とするインデックスファンドです。したがって、両者の投資方針に、大きな違いはありません。しかし、投資方針以外の点で、両者には、若干の違いがあります。その両者の若干の違いが、どちらを買うべきか判断する材料になりそうです。ETFとTOPIXファンドのどちらを買うべきでしょうか?

 TOPIXファンドを買うべきです。理由は、購入条件が有利だからです。

  • TOPIXファンドは、1万円から投資できるから
  • TOPIXファンドは、ノーロードファンド(=購入手数料無料のファンド)があるから
    ※追記(2009/5/13)
    現在は、ETFを買うべきです。なぜなら、ETFの購入条件が改善され、TOPIXファンドと同じくらい買いやすくなったからです。また、「ETFは信託報酬が安い」で解説していますが、ETFは、信託報酬が格安だからです。

TOPIXファンドは、1万円から投資できる

 ETFとTOPIXファンドには、投資方針以外の点で、若干の違いがあると解説しました。そのひとつが、最低投資金額です。最低投資金額は、投資商品ごとに決められています。例えば、株式を購入する際は、株式ごとに"~株単位で買わなければならない"等の、決まりがあります。もちろん、この最低投資金額は、TOPIXファンドにも設定されています。TOPIXファンドは、1万円以上で購入が可能です。

 TOPIXファンドは、1万円から投資できることで、効率的に投資ができます。例えば、1万円しか追加投資できない場合でも投資することができるので、お金が貯まるまで投資できないといったことがありません。また、追加投資でポートフォリオの微調整ができるため、リバランスが行いやすいです。

ポートフォリオの微調整については、こちら→リバランスとは?
    ETFの最低投資金額は? 20万円程度です。
     ETFは、1株2000円程度(2022年9月現在)で、最低取引株数は100株です。したがって、投資するのに20万円程度(=2000円×100株)が必要になります。そのため、追加投資に多くのお金が必要になります。よって、ポートフォリオの微調整が行いにくいです。

    ※追記(2008/9/2)
    この記事は、ETFの最低購入価格が高いときに書かれたものです。現在は、最低購入株数が1/10(100株→10株)に引き下げられた*ため、1/10の価格で購入できます。

図:ETFと国内株式TOPIXファンドの最低投資金額
ETFと国内株式TOPIXファンドの最低投資金額


TOPIXファンドは、ノーロードファンド(=購入手数料無料のファンド)がある

 TOPIXファンドは、1万円から買えるため、良いと解説しました。ETFとTOPIXファンドのもうひとつの違いは、購入手数料です。投資商品を買う際には、多くの場合、購入手数料がかかります。TOPIXファンドの購入手数料は、いくらかかるのでしょうか?TOPIXファンドには、ノーロードファンドがありますので、購入手数料無料で購入できます。以下に、ノーロードファンドの一覧を載せておきます。

図:ノーロードファンド一覧

ファンド名
ニッセイTOPIXインデックスファンド
三井住友・DC日本株式インデックスファンドS
iFree TOPIXインデックス
日本株式インデックスe
    ETFの購入手数料は? SBI証券でETFを購入した場合、購入手数料は無料(1単位購入の場合)です*。
    * アクティブプランの場合


投資信託自動取り崩しサービスがある証券会社のおすすめランキング

1位:フィデリティ証券
フィデリティ証券

取り崩しの年率を設定すると、毎月取り崩し年率の12分の1の額を取り崩してくれます。

たとえば、全世界株式のリターン:4.5%(インフレ調整後)を設定すると、毎月0.375%(=4.5%÷12ヶ月)ずつ取り崩してくれます。

そのため、取り崩したい年率の、ぴったり1ヶ月分を毎月取り崩すことができます。

取り崩したお金は、毎月設定した額を、設定した銀行口座に振り込んでもらうように設定できます。

ですので、証券会社の都合で、振込先の銀行がしばられません。

現時点でもっともすぐれた取り崩しサービスを提供しており、いちばんおすすめです。

・公式ページ



2位:楽天証券
楽天証券

資産額の0.1%以上0.1%刻みで、毎月の取り崩し率の設定ができます。

全世界株式のリターン:年4.5%(インフレ調整後)を毎月取り崩すなら、月0.3%(年3.6%)もしくは月0.4%(年4.8%)のいずれかで取り崩すと良いでしょう。

取り崩したお金は、毎月、全額を楽天銀行に自動で振り込んでもらうように設定することもできます。

・公式ページ



3位:SBI証券
SBI証券[旧イー・トレード証券]

「毎月○%取り崩す」というようなパーセントでの取り崩しはできず、額を指定する(例:月5万円など)取り崩ししかできません。

銀行口座への自動振り込みはおこなっておらず、定期的に証券口座から、銀行口座に手動でお金を動かさなくてはなりません。

・公式ページ













カテゴリー一覧

Powered by
Movable Type 4.292