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ETFの運用にかかるコストは

 ETFは、株式市場に上場された投資信託です。ETFの現在の主流は、国内株式インデックスに連動するものです。国内株式インデックスに連動するものには、他に"国内株式インデックスファンド"もあります。ETFの最大の利点は、この"国内株式インデックスファンド"より信託手数料が安い(1/5程度)ことです。

 ただ、投資信託の運用にかかるコストは、信託手数料だけではありません。信託手数料にくわえて、委託手数料・有価証券取引税・保管管理等 の3つのコストがかかります。そのため、信託手数料が安い投資信託でも、他の3つの運用にかかるコストが高い場合、結果として運用にかかるコストが高くなることがあります。では、ETFの運用にかかるコストは、いくらなのでしょうか?

 最も安いもので、年0.0706%です。ETFの運用にかかるコストは、以下です。

 ダイワ 上場投信-トピックスは、0.0706%です。また、NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信は、0.0980%です。MAXIS トピックス上場投信は、0.1113%です。そして、上場インデックスファンドTOPIXの運用にかかるコストは、0.1156%です。

図:各ETFの、運用にかかるコスト一覧

ETF名 信託報酬(税抜) 運用にかかるコスト(信託手数料+委託手数料+有価証券取引税+保管管理等)
ダイワ 上場投信-トピックス** 0.0600% 0.0706%
NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信** 0.0880% 0.0980%
MAXIS トピックス上場投信** 0.0780% 0.1113%
上場インデックスファンドTOPIX* 0.0880% 0.1156%

* 最低購入株数:100
** 最低購入株数:10
※上記のデータは、2022年9月のものです。直近3年の目論見書のデータを元に、作成しました。



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