「貸株サービスを使って、貸株料収入をもらう」で、貸株サービスを使うと、貸株料が受け取れると解説しました。記事では、"貸株サービスは、(1)投資家が貸し出した株を、証券会社が運用して、(2)その利益の一部を投資家に還元するサービスだ"―と解説しました。
ただ、"どの程度の貸株料が期待できるのか、あらかじめ計算したい"という人もいるかもしれません。貸株料をあらかじめ計算したい理由として考えられるのは、(1)貸株開始時の手間(貸株の申し込み手続き・株式の移管手続きなど)に見合う収益が期待できるか知りたい(2)複数の貸株サービスを比較したい―といったところでしょうか。では、期待できる貸株料は、どうやって計算したらいいのでしょうか?
貸株サービスを取り扱う各証券会社の―貸株料の計算方法は、以下です。「SBI証券」・「楽天証券」・「マネックス証券」・「auカブコム証券」・「松井証券」の貸株料の計算は、貸株の時価評価額*に、1日あたりの貸株料率(計算式:貸株料率*÷365)をかけて計算します。
* 貸株料率(2022年9月現在):SBI証券 0.2%・楽天証券 0.2%・マネックス証券 0.1%・auカブコム証券 0.02%・松井証券 不明(これらの貸株料率は、TOPIX-ETF(証券コード:1306)を貸株した場合のもの)
2018/10/20に、松井証券の預株が終了し、他社と同様の「貸株サービス」に変わりました。
図:貸株サービスを取り扱う各証券会社の―貸株料の計算方法
証券会社名(会社のHPへ) | 1日あたりの貸株料計算 | 備考 |
SBI証券 |
貸株の時価評価額×貸株料率÷365 | ※1 |
楽天証券 |
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マネックス証券 |
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auカブコム証券 | ||
松井証券 |
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