「投資信託の定率での取り崩し」で、相場の状況に応じた―取り崩し額の変更方法を解説しました。記事では、"取り崩し開始後に積立金の―『評価額』が変動した場合、取り崩し額を定率(=インフレ考慮後の期待リターン)で変動させるといい"―と解説しました。
ただ、上記の方法は、"相場の状況によって、生活が影響を受ける"―という問題があります。なぜなら、"積立金の評価額"の変動に応じて、生活費(=取り崩し額)が変動するからです。では、生活が、相場の影響を受けないようにするにはどうすればいいのでしょうか?
"積立金の評価額"が変動しても、取り崩し額を変動させない方法をとるといいです。具体的には、最初の取り崩し額を、ずっと継続します。
図:最初の取り崩し額が180万円だった場合の―定額取り崩し例
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