資産の組みあわせは、4種類だけ知っていれば十分

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資産の組みあわせは、4種類だけ知っていれば十分

 株式と債券とを組み合わせることで、暴落が起きたときでも、損失をあなたが耐えられる範囲におさえることができます。

 ただ、株式と債券とを、どのように組み合わせたらいいかわからないかもしれません。この記事で紹介するシンプルな組み合わせから、あなたに最適な組み合わせを見つけてみてください。

  • 投資資産の全体のリスクは、株式と、日本債券とを組み合わせることで調整
  • 日本債券を多く組み入れるほど、リスクは下がる
  • どの程度、日本債券を組み入れたらいいかわからない
  • 日本債券を組み入れる割合は、0%、30%、50%、70%の4種類だけ知っていれば十分
  • 自分の耐えられる損失にあった―組み合わせを選びましょう

投資資産の全体のリスクは、株式と、日本債券とを組み合わせることで調整

 株式は、高い収益が期待できる代わりに、リスク(=値動きの幅)が大きいです。例えば、日本株式のリスクは、22.15%です。また、外国株式のリスクは、19.59%です。

 一方、日本債券は、収益はあまり高くありませんが、リスクは小さいです。具体的には、日本債券のリスクは、5.4%です。

 そのため、株式で高い収益を狙い、日本債券でリスクを調整する―といった方法が効果的です。


日本債券を多く組み入れるほど、リスクは下がる

 株式100%(内訳は、日本株式:50%・外国株式:50%)の場合、リスクは、16.65%です。株式のリスクが、先ほど解説したリスクよりも下がっているのは、日本株式と、外国株式とを組み合わせることでもリスクが下がるからです。

 この株式と一緒に、日本債券にも投資することで、リスクを下げることができます。例えば、日本債券を30%組み入れれば(株式は70%組み入れます)、リスクは11.89%に下がります。また、日本債券を70%組み入れれば(株式は30%組み入れます)、リスクは6.49%まで下がります。

 日本債券をより多く組み入れれば、その分、リスクもより大きく下がることがおわかりいただけたでしょうか。


どの程度、日本債券を組み入れたらいいかわからない

 日本債券を組み入れれば、リスクが下がることが分かっても、あなたがどのくらいの債券を組み入れればいいか分からないかもしれません。

 どのくらいの債券を組み入れるかを考えるには、まず、あなたが「どのくらいの損失に耐えられるか?」を考えてください。耐えられる損失を決めるには、最初に、投資額の10%の損失には耐えられるかを考えてください。そして、10%ずつ上げていって(20%・30%…)、どこまでの損失なら耐えられるか決めましょう。

 その”耐えられる損失”を考えた上で、以下で説明する―債券の組み入れパターンから選んで下さい。


日本債券を組み入れる割合は、0%、30%、50%、70%の4種類だけ知っていれば十分

 組み入れる日本債券の割合は、0%、30%、50%、70%のいずれかを選べば十分です。日本債券の組み入れ率を、もっと細かく区切る(10%刻みや、5%刻みなど)ことはできますが、そこまで細かく刻んで計算してもリスクは大して変わりません。これ以上細かく刻んでも、分かりづらくなるだけです。

 上記の、日本債券の組み入れ割合の―最大損失率は、以下です。

  • 日本債券を0%組み入れた(=日本債券を組み入れなかった)場合、最大損失率は、-28.4%です。
  • 日本債券を30%組み入れた場合、最大損失率は、-19.45%です。
  • 日本債券を50%組み入れた場合、最大損失率は、-13.95%です。
  • 日本債券を70%組み入れた場合、最大損失率は、-9.41%です。

 なお、最大損失率の計算式は、収益-(リスク×2)です。例えば、日本債券の組み入れ割合0%の場合、”4.9%:収益-(16.65%:リスク×2)”という計算をしています。

 上記の最大損失率の中から、あなたが耐えられる損失に近いものを選んで下さい。例えば、あなたが20%の損失に耐えられる―と考えるなら、日本債券を30%組み入れましょう(株式は70%組み入れます)。


自分の耐えられる損失にあった―組み合わせを選びましょう

 債券を組み入れるほど収益は下がってしまいます*1が、あくまでも「あなたが耐えられる損失」に合わせて、組み入れ割合を決めることが重要です。

 あなたが耐えられる損失に合わせて投資をすることで、長期間の積み立てを継続することができます。長い積立期間中には、必ず暴落が起こります。暴落が起こっても、損失を「あなたが耐えられる範囲にコントロール」していれば問題ありません。

 もし、最大損失率がもっとも少ないもの(-9.41%)でも耐えられないと感じた場合は、無理に投資する必要はありません。無理に投資をはじめても、損失がでれば売却してしまうでしょう。その場合は、リスクがほとんどない個人向け国債や、MMFといった商品がネット証券で買えますのでそちらをおすすめします。

*1 日本債券の組み入れ割合のごとの―収益は、以下です。

  • 日本債券を0%組み入れた(=日本債券を組み入れなかった)場合、収益は、年4.9%です。
  • 日本債券を30%組み入れた場合、収益は、年4.33%です。
  • 日本債券を50%組み入れた場合、収益は、年3.95%です。
  • 日本債券を70%組み入れた場合、収益は、年3.57%です。





「おすすめ投資信託」を解説した記事はこちら
>>http://teiiyone.com/blog/cat19/




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