「投資信託の取り崩し時のリバランス」で、投資信託の取り崩し時のリバランス手順を解説しました。記事で、取り崩し時のリバランスは、(1)"投資銘柄の各々の投資割合"を確認し、(2)投資割合が、当初より多くなっているものを解約することでおこなう―と解説しました。
投資信託の取り崩し時のリバランス手順(1):"『投資銘柄の各々の投資割合』を確認"は、以下のようにおこないます。まず、保有している各々のファンドの時価を計算(=口数×基準価格÷10000)します。そして、各々のファンドの時価が、ポートフォリオ全体の時価のどの程度の割合になっているのかを計算(=ファンドの時価÷ポートフォリオ全体の時価)します。
ただ、この計算を取り崩しのたびに、おこなうのは結構面倒です。では、この計算の手間を軽減する方法はないのでしょうか?
それには、ファンドの基準価格を入力すれば、ポートフォリオの状況が自動で計算されるように、エクセルで計算ファイルを作っておくと良いです。エクセルファイル作成手順は、以前記事にしていますので、こちらを参考にしてください。
→エクセルを使って、ポートフォリオの状況確認
注)リンク先記事は、"積み立て時のリバランス"について解説しています。"取り崩し時のリバランス"では、投資割合が上がっているものを解約する必要がありますので、注意してください。
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